●MacOSXなんか嫌いだ


2005.04.28.

最近、わたしのパソコンの調子が悪い。
ついさっきも「Simple Text」を立ち上げただけで、固まってしまった。
「Simple Text」というのは、文字どおりテキストを打つためだけの、シンプルなアプリケーションのはずだ。それでフリーズするというのは、かなり重症である。

わたしはMacユ−ザーなのだが、実はけっこう古い型のモノを愛用している。
今では販売中止になった「Cube」なのだ。もちろんOSも、最新のMacOSXではない。
そんなもんだから、いまだにわたしの使用しているブラウザは、あの悪名高き「Explorer 5」だ。
それ以上のバージョンのモノは、わたしのOSでは対応していないからである。

「そんな旧式のMac、そろそろ買い替えたらどう?」
「Mac miniなんて安くてお手頃ですぜ」などと言われるが、わたしはさっぱり買う気がしない。
と言うのも、実はわたしは、MacOSXがどうしても好きになれないからだ。

OSXの最大の「売り」は、グラフィックの綺麗さにある。
だが、実はわたしは、その「綺麗なグラフィック」自体がイヤなのだ。
例えばデスクトップのアイコンなどが、無意味にリアルだったりする。
また、どーでもいいような部分に、誇らしげに「スケルトン仕様」が施されていたりする。
それを目にするたびに、わたしは言いようのない「不快感」を感じる。

最近のコンピュータ・ゲームにしてもそうだ。
グラフィックの技術力の高さを誇るかのように、やたらとリアルな映像になっている。
むかしは、わたしも「ドラクエ」などをして遊んでいたものだが、今では、最新の「ドラクエ8」など、さっぱりやる気が起こらない。なぜなら、グラフィックがリアル過ぎるからだ。
「ドラクエ1」の頃は、主人公が横を向くことすら出来ず、ずっと真正面をむいたまま「カニ歩き」しながら動いていたものだ。あのころのグラフィックが懐かしい。

とにかく、グラフィックはリアルなほど良い、というモノではないと思う。
例えば「ちびまる子ちゃん」がある日突然バージョンアップして、大友克洋のような絵になったとしたら、どう思うか?
また、「ドラえもん」ののび太が、妙にリアルになって、「魔太郎が来る」のような顔だったとしたら、どう思うか?
(……ま、まあ、これはこれで面白いかも知れない? どっちも藤子不二雄だし……)

ともかく、グラフィックが妙にリアルなMacOSXが、わたしは大嫌いなのである。
ということで、今使っている旧型Macを、わたしは死ぬまで使い続ける「覚悟」です。


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