●フィギュアスケートに関する大いなる疑問


2006.02.19.

たまには「旬のネタ」でも書こうかな?
と言うことで、「トリノ五輪」について書くことにします。

正直なところ、まったく興味もなかったので、全然見る気もなかったのだが、
気が付いたら、このあいだのスピードスケート「男子500m」「女子500m」と2夜連続で、明け方の4時まで、手に汗握りながら観戦してしまった。
なんとも、「話題に乗せられやすい」ダメなわたし(?)である。

実はこの前の「アテネ五輪」もそうで、
始まる前は「全然見る気もしない」とか言っておきながら、
気が付いたら、柔道に始まり、水泳、サッカー、野球、体操、マラソン、ついでに卓球やアーチェリーまで、ことごとく見てしまい、自己嫌悪(?)に陥ったモノである。

しかし今回の「トリノ」は、もうこれ以上見ないつもりでいる。
まだこれから先、女子フィギュアスケートとか「話題に乗せられてついつい見てしまいそうな種目」は残されているが、わたしは意地でも見ないつもりである。
……い、いや、別に意固地になってるワケではない。
そもそも、わたしはフィギュアスケート自体が、よく分からないからだ。

例えば、安藤美姫が「3回転」しようが、「3回転半」しようが、「4回転」しようが、わたしには、いくら目を凝らしたところで、その回転数など判断できない。
そんなこと、「イチローなみの動体視力」でもない限り分からないのではないか?
また、「芸術点」として、その選手の演技力が「点数表示」されるワケだが、
そんなもの、見るものの主観に委ねるべきであって、ほんの一握りの「審査員」が、もっともらしく点数を付けて、順位付けするようなモノでは決して無いと、わたしなぞは思ってしまう。

まあ、もちろん「点数の付け方」にもいろいろと事細かな基準があるのだろうし、
「イチローなみの動体視力を持ったその道のエキスパート」が、公平に審査しているモノとは思う。
しかし、「ド素人」のわたしには、そのあたりの基準がさっぱり分からない。
つまり、フィギュアスケートというのは、
実はとんでもなくマニアックなスポーツなのではないかと言うことだ。

「トリノ」が始まって以来、
連日連夜、フィギュアスケートの「3人娘」たちの練習風景などが報道されている。
いつの間にやら、「国民的関心事」のようになってしまっている。
しかし、日本人のなかに、どれだけホントにフィギュアについて精通している人間がいるのか?
日本人はいつの間に、そんなに「マニアック」になったんだ?

と言うことで、わたしは「マニア」でもないし、「その道のエキスパート」でもないし、「イチロー」でもないので、フィギュアスケートは見ないつもりである。
(……とか言いながら、ついつい見てしまいそうで、イヤなんだけど…笑)


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