●「オバケのQ太郎」の謎
2005.10.19.
今日は「オバケのQ太郎」の話を書こうと思います。
なんだが、ここのところ漫画(それも結構古い漫画)の話ばかりしてるような気もするが、まあ、「スプリングスティーンの話」とか「プロ野球の話」とかよりは、このHPの趣旨(?)に合ってるように思うので、気にせずに書き進めることにします。
さて、「オバQ」の作者はいったい誰なのか、ご存知だろうか?
「そんなこと、藤子不二雄に決まってるナリよ」と言われるかも知れないが、
じゃあ、「A」なのか「F」なのか、知ってますか?
答えは「ふたりの合作」である。……へ? 知ってた?
実は「オバQ」は、ふたりの“唯一”の合作なのである。
「オバQ」以後、「忍者服部君」も「梅干殿下」も「奇天烈大百科」も「銅鑼右衛門」も、正式にコンビ解消するずっと以前から、ふたりは別々に執筆していたのである。
いや、もっと正確に言うと、「ふたりの合作」ではない。
「5、6人による合作」なのだ。
昭和40年ごろ、藤子や赤塚不二夫、石森章太郎、つのだじろうら、当時の「新鋭」漫画家たちが共同で立ち上げた「スタジオ・ゼロ」というプロダクションがあった。
そのプロダクションは、アニメ制作から雑誌漫画の執筆まで、手広くやっていたワケだが、実は「オバQ」は、その「スタジオ・ゼロ」名義の漫画だったのだ。
もちろん、主要な部分は藤子不二雄が描いているのだが、
でも「その他大勢」の脇役は、石森章太郎や赤塚不二夫が執筆していたと言われている。
特に石森氏の協力は「ハンパない」くらいで、近所のガキんちょや、おじさんおばさんは、全部「石森タッチ」で描かれていて、あの「クシャおじさん」のような石森氏の自画像が、初期の「オバQ」には、うんざりするほど(?)登場していたというのである。
この話は、漫画関係者や「オバQマニア」にとっては、「常識中の常識」であるらしい。
わたしは十数年前に、初めてその話を同業者から聞かされたのだが、「ホンマかいな?」と思い、さっそく確かめるべく、初期の「オバQ」の本を買おうとした。
しかしどこにも売っていなかった。
最近「ブラックジャック」や「バカボン」、「墓場の鬼太郎」など、古い漫画がいろいろと復刊されたりしているが、そういえば「オバQ」だけは復刊されていない。
実はその理由こそ、作者が特定できない(?)ため、著作権の問題で出版できないのだと、まことしやかにささやかれているのだが、はてさて、どこまでが真実なのかわたしは知らない。
なんだが、ここのところ漫画(それも結構古い漫画)の話ばかりしてるような気もするが、まあ、「スプリングスティーンの話」とか「プロ野球の話」とかよりは、このHPの趣旨(?)に合ってるように思うので、気にせずに書き進めることにします。
さて、「オバQ」の作者はいったい誰なのか、ご存知だろうか?
「そんなこと、藤子不二雄に決まってるナリよ」と言われるかも知れないが、
じゃあ、「A」なのか「F」なのか、知ってますか?
答えは「ふたりの合作」である。……へ? 知ってた?
実は「オバQ」は、ふたりの“唯一”の合作なのである。
「オバQ」以後、「忍者服部君」も「梅干殿下」も「奇天烈大百科」も「銅鑼右衛門」も、正式にコンビ解消するずっと以前から、ふたりは別々に執筆していたのである。
いや、もっと正確に言うと、「ふたりの合作」ではない。
「5、6人による合作」なのだ。
昭和40年ごろ、藤子や赤塚不二夫、石森章太郎、つのだじろうら、当時の「新鋭」漫画家たちが共同で立ち上げた「スタジオ・ゼロ」というプロダクションがあった。
そのプロダクションは、アニメ制作から雑誌漫画の執筆まで、手広くやっていたワケだが、実は「オバQ」は、その「スタジオ・ゼロ」名義の漫画だったのだ。
もちろん、主要な部分は藤子不二雄が描いているのだが、
でも「その他大勢」の脇役は、石森章太郎や赤塚不二夫が執筆していたと言われている。
特に石森氏の協力は「ハンパない」くらいで、近所のガキんちょや、おじさんおばさんは、全部「石森タッチ」で描かれていて、あの「クシャおじさん」のような石森氏の自画像が、初期の「オバQ」には、うんざりするほど(?)登場していたというのである。
この話は、漫画関係者や「オバQマニア」にとっては、「常識中の常識」であるらしい。
わたしは十数年前に、初めてその話を同業者から聞かされたのだが、「ホンマかいな?」と思い、さっそく確かめるべく、初期の「オバQ」の本を買おうとした。
しかしどこにも売っていなかった。
最近「ブラックジャック」や「バカボン」、「墓場の鬼太郎」など、古い漫画がいろいろと復刊されたりしているが、そういえば「オバQ」だけは復刊されていない。
実はその理由こそ、作者が特定できない(?)ため、著作権の問題で出版できないのだと、まことしやかにささやかれているのだが、はてさて、どこまでが真実なのかわたしは知らない。
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